チメロサールを含まないインフルエンザワクチン

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発熱外来のお知らせ

2022/10/2

チメロサールを含まないインフルエンザワクチン

【チメロサールとは?】

・チメロサールとは、殺菌作用のある水銀を含む防腐剤です。

インフルエンザワクチンの瓶には2~3人分のワクチンが入っており、使用に際しては複数回、瓶へ注射針を刺入するため、雑菌による汚染を防ぐためにチメロサールを添加しております。

・日本で承認されているチメロサール含有ワクチンは、国内基準のみならず世界で最も厳しいとされる米国環境保護庁 (United States Environmental Protection Agency; EPA)の基準をクリアした製剤となります。

・⇒チメロサール含有ワクチンでも水銀含有量は、食品と比較しても極微量であり基本的に安全性の問題はありません。

【チメロサールを含まないワクチンのメリットとデメリット】

チメロサール含有ワクチンの安全性を認めつつも、水銀暴露はない方が好ましいため多くのワクチンでチメロサールを減量もしくは使用しない予防接種が流通してきております。チメロサールを含まないワクチンを用いることで、注射によるアレルギー反応や注射時の痛みや腫れが軽減する可能性もあります。

一方でチメロサールを含まないワクチンを無菌状態を保つには、多くの手間がかかる上に1人分ずつ個別の注射器につめて製造されるため、予防接種単価は高くなります。そのため、流通量が少ないのが現状です。

【当院でチメロサールを含まないインフルエンザワクチンの取り扱い】

少量ですが、入荷しています。妊娠中の方や以前のワクチン接種時にアレルギーが出た方など、ご希望の方は、web予約・自動音声電話予約ではなく、直接当院へお電話ください。在庫僅少の為、ご希望に沿えない場合もございますのでご了承ください。

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